今回はTokyo dollsと題して
撮影をしてきました。
サブタイトルはUnder ground Tokyo。
東京の路地裏や雑踏に
存在意義を求める女性を
イメージして撮影に取り組みました。
撮影にあたり
『私が生きている理由はなにか?』
を深く考えました。
誰もが簡単に答えを出すことは難しい
この問いを表現するために
『私の中のあなた』
という映画を観賞しました。
姉の病気を助けるために
オーダーメイドで生まれてきた女の子と
その家族の物語です。
幼い頃から
自分の命が姉のために使われてきた人生を
変えようとして
自分の意志で自分の人生を決めるために闘う姿
が描かれています。
物語自体は家族全体のお話で
隠されていた真実が最後にわかるのですが
私はこの物語を見て
生きる理由が一つでも見つかったら生きやすくなるかもしれない。
それなのに
その理由によって縛られた人生はとても窮屈に感じる
そんな人間の矛盾した思いを考えていました。
渋谷の路地裏を歩きながら
『自分のことを必要としている人はいるのか?』
『自分の存在価値は果たしてどこにあるのか?』
そんなことを考えながら撮影に臨みました。
不器用で下手で時間がかかっても
今の自分が精一杯生きることで必ず見てくれている人がいる。
だから自分の存在意義がわからなくても
自分の悩みと闘っている姿にこそ価値があり
周りからしたらかっこよく映る。
作品を通じて
『悩みと闘う事の美しさ』
をお伝えできたら嬉しいです。
撮影いただいた作品は
全てこちらにてご覧いただけます。